これから、主婦の私がまだアラサーだった頃に年上の独身男性と路上でキスをしたお話をしたいと思います。
目次
〇平凡な主婦と、メガネくん
私、アヤは当時30代前半でした。身長は160センチ、色白黒髪ボブの、本当にどこにでもいるごく普通の主婦。
そんな私には子どもこそいないものの、学生時代から付き合って結婚した旦那との関係は決して悪いわけではなく、至って平凡な暮らしを送っていました。
路チュー相手の彼は身長185センチ、現場系のお仕事なのでかなり色黒がっちり体型。
俳優の田中哲司にちょっと似た感じの黒縁メガネくんです。
私より6つ年上でしたが、まだ結婚は一度もしておらず実家暮らしの独身でした。
お酒を飲むのが好きだった私は、パートが一緒だったバツイチ子持ちの女友達とごくたまに地元の駅前に飲みに出ていました。
女友達は水商売に就いていたせいか男友達が多く、私と飲むときに男友達を連れてくることが何回かありました。
私はタダ酒が飲めるからラッキー程度に考えており、その男友達と特別に親しくなることもなくただお酒を飲んで笑っていました。
〇どん底状態での再会
女友達が彼と彼の友達を飲みに連れてきたのは夏の終わりごろ。
神戸市内のある駅前の店で、女友達はみんなで飲もうと誘ってくれました。
私はちょうどその直前に流産したばかり。
子どもが欲しかったのになかなかできなくて、待望の妊娠からの流産。
身体より心のダメージが大きかった私は飲み会で憂さを晴らそうと気軽に参加しました。
その頃ちょうど旦那の仕事が忙しくなっていて、旦那は私のことなど気に掛ける余裕がなく毎日ピリピリしており、その空気から逃れたかったのかもしれません。
店に着いた私を待っていたのは女友達と、前に飲み会で一度会ったことのある男性が2人。
そのうちの一人が彼でした。
水色のポロシャツから覗く彼の腕が太くて逞しく、私にはとても魅力的に見えました。
彼「アヤちゃん久しぶり!」
私「ほんまやねえ、元気やった?」
彼「まあまあ忙しいけど元気やでー」
飲み会はなごやかに始まりました。
その場はそこそこ盛り上がってお酒が進み、私はいささか酔っ払い、つい最近流産したことや旦那がピリピリして冷たいことを皆に話してしまいました。
べらべらと何でも話してしまう私を、彼は向かいの席からずっと見つめていたのを覚えています。
やけに見られてるけど同情されてるのかしら、なんて思って。
その時は気にも留めませんでした。
女友達「うちはもう子どもいるし、今の彼氏と子どもできても多分堕ろすわ」
私と同じく、ひどく酔っぱらった女友達が言いました。
彼女には子どもが2人います。
ただ彼女がたまにデリカシーのない発言をするのには慣れていたので、私は傷つきながらもなんとなく笑って過ごそうとしました。
彼「なあ、今それ言ったらあかんやろ」
私を気遣う彼の発言に私はドキッとしました。結構ちゃんとした人なんだな、なんて。
私「大丈夫やで、ほんま」
その場を適当にとりなそうとする私を、彼はじっと見つめていました。
彼はお酒が強いので、沢山飲んでいるのに酔った様子はありません。
私はごまかすように笑って話題を変えました。
その後彼と彼の友達と連絡先を交換し、程なくして解散となりました。
もう会わないかもしれないけれど、私はなんとなく彼のことを気にかけながらタクシーに乗りました。
実は彼が私を気遣う発言をしてくれたことが、本当に嬉しくて。
なんて良い人なんだろう、ああやってはっきり言える人って素敵だと思いました。
〇お礼のLINEから
私は家に帰ってから、飲食代を出して貰ったことのお礼を書いたLINEを彼に送りました。
またみんなで飲みましょうなんて、できればまた会いたい気持ちを込めて。
翌日、彼からLINEの返事が来て私は驚きました。
彼『昨日は楽しかったね。良かったら次は2人で飲みませんか?実は前に会った時から、アヤちゃんのことが気になってたんだ。昨日もアヤちゃんが来るって聞いたから行った』
嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
前回会った時はちょっと話をしただけですし、見た目も普通だし、結婚もしている私のことを気にかけてくれる人がいるなんて思わなかったから。
一番近くにいる旦那にすら冷たくされていたのが本当に辛く、悲しかったのです。
私『私人妻やけど大丈夫なんかな』
彼『大丈夫。アヤちゃんが良かったらでいいから』
私『ほな来週にしよっか』
そうして私と彼は、次の週末に2人で会う約束をしたのでした。
そしてその日が来ました。彼は私を家の近くまで迎えに来てくれ、駅前で車を置いて帰ると言いました。
彼「確かアヤちゃん焼き鳥好きやったやんな?焼き鳥食べに行こ」
私「うん!」
彼は私が前の飲み会で焼き鳥が好きだと言ったのを覚えていてくれて、それがまた嬉しかったのです。
私「めっちゃおいしい!」
彼が連れて行ってくれたお店はかなり美味しい焼き鳥のお店で、私は焼き鳥を食べながら彼と沢山話をしました。
どちらかと言えばエリートの旦那が、仕事ばかりで冷たいこと。
ちょうど実家の父が体調を崩したばかりで不安なこと。
パート先の仕事の愚痴、そして前回の飲み会で彼が言ってくれた言葉が本当に嬉しかったこと。
彼はあっという間に酔っぱらってまたべらべらと何でも喋ってしまう私の話をよく聞いてくれました。
彼「アヤちゃん、あのさ…」
私の話が途切れた時、彼は言いにくそうに切り出しました。
彼「俺、アヤちゃんのこと助けてあげたいねん」
私「えー、私人妻やで」
彼「うん、そうやんな。不倫とか、ありえんって思うし」
私も彼も根が真面目なもので、不倫なんて考えもしませんでした。
彼「ちょっと、店出よう」
彼がお会計を済ませ、二人で店を出て歩きました。
気候は秋にさしかかっていて、ほんの少し肌寒い風が自然と二人の距離を縮めてくれます。
もうすでに酔いは醒めていたのに私はまだ酔ったふりをして、彼の腕を掴みました。まだ、もう少し二人でいたかった。
私「ねえ」
彼「…うん?」
背の高い彼の首元に向かって腕を伸ばすと、彼は困ったような顔をしながら私を抱きしめてくれました。
ちょうど街灯の真下。スポットライトのように明るい一筋の光の中で私たちは抱き合い、自然とキスをしました。
何度も、何度も。
お互いがお互いのことを好きかもしれないと思っていても、先に進むことは決して許されない。
そんな思いを抱きながら何度もキスをして、お互いの髪や頬を撫で、またキス。
ひどく切ない気持ちで狂いそうになるキスでした。
誰かの車が傍を通ったのをきっかけに身体を離し、駅までの道をゆっくりと手を繋いで歩きました。離れたくない気持ちのまま。
私「今日は、ありがと」
彼「…うん」
改札を通る私を彼は見送ってくれました。大きな身体を縮こめるように肩をすぼめ、また困ったような顔をして。
その後彼とは何回か会ったけれど、やはり不倫は良くないとの思いがあってその先には進まないまま連絡を取らなくなりました。
でも本当に好きだった、辛い気持ちを救われたと、今でも思います。
〇辛い思いをした人に寄り添う気持ち
私が彼を好きだと思い、キスまでしたのはきっと彼がとても思いやりの深い人だったからだと思います。
本当はセックスだってしようと思えばできたはずなのにそれをせず、ただ寄り添って私の話を聞いてくれたことには今でも感謝しています。
もし気になる人がいて、その人が悩んでいたり苦しんでいたりしたら、黙って話を聞き、思いやりを持って寄り添ってあげて下さい。
私のケースは特殊だったとは思いますが、女性にはただ黙って話を聞いて欲しい時が必ずあるものですから。
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